suckoflife

日常の生活を

2018/04/06

健康診断に引っかかりました。嘆かわしいことです。

健診は毎年3月後半に滑り込みで受けるんですけど、その結果が今週の頭に郵送で自宅に届いており、どうせ大丈夫だろと気軽に確認してみると要精検。

要、精検。

健診結果のランク?的には速やかに医療機関を受診して治療を受けろっていうイッッチバンヤバいやつの次にヤバいやつで、医療機関を受診し精密な検査を受けねばならなくなりました。これはイメージだけで言っていますが精検ということは、例えるなら腫瘍があることぐらいまで分かっており、じゃあそれが良性なのか悪性なのかもう一歩踏み込んで検査してみましょうみたいなことで、つまり腫瘍自体はある前提と言うか、看過できない何らかの異常は確かにバッチリあるということで、いやいやもう?もうそういう結果が出る段階なの?今の時点でこんなんじゃ今後人間ドックとか受けるようになったら色んな異常がボロボロ出まくりで絶望するんじゃないだろうか。華々しい生活とは無縁なのに早々に不健康になるなんてついてねえ、ついてるわけがねえからもちろん乗ってるわけもねえ。関係ないけど私は電気グルーヴのママケーキが大好きです。とにかく急遽半休を取って医療機関に受診に行くことにした。

で、まず近くのクリニックにきいてみたら「総合病院に行った方がいいですよ」と言われ断られた。流石要精検である。

だけど初診で大病院にかかる場合、紹介状が必要になることを私は存じておりました。前にワイドショーでやってたので。

とにかく大病院は大患者が大集まり大混乱なので、初診でいきなり総合病院とか来ないでほしい、まずは近くのかかりつけ医に診てもらって地域の診療所の範疇越えたときはじめて来なさいよ紹介状を持って。それでも絶対に初診でデカい病院にかかりたいんだったら診療費とは別にお金を払いなさいよ3000円くらい。ということらしい。それは分かる。超急性期病院に自分の身が心配なだけの大したことない病状の奴が群がったら本当に病状がヤバい人がヤバい。確か2025年とかまで医療介護の必要な高齢者は増え続けるし医療福祉システムも機能ごとに役割分担を明確にしないとパンクしてしまうのです。大変だ。

でも近くの医院に断られたので何年か前に受診したことのある総合病院に行くことにした。5年以内に該当科目に受診歴があれば3000円を徴収されないで済むらしい。相談窓口のおばちゃんが言ってたので確かなことだ。但し、再来初診の場合は予約が取れなく、大病院の予約無しでの診察は信じられないくらい待ち時間が長いらしい。それはある程度仕方がない。大病院は大入院患者を抱えており現場では日々大事件が起きているから緊急でオペとかが入る。そうすると外来患者の診察、しかも予約無しで来ている奴の診察は後回しとなる。分かる。

でも何度も言うけど近医に断られたので、朝一で受付を済ませてとにかく待ち続ける覚悟を決めて病院に行った。

そしたらドアタマで総合受付のお姉さんに「4月から医療制度の改正があり、5年以内だったらセーフだったところが1年以内に短縮されたし料金も5000円に値上がりした」という衝撃の事実を聞かされる。いや相談窓口のおばちゃんはそのこと知らなかったけどいいんかい、と思ったけど受診予定だった科の受付の女の子も知らなかったからわりと当事者たちも知らないらしい。受付の女の子に教えてあげたら「その情報、知りませんでした!!!」と仰っていた。

でももう来ちゃったし今更別のところも行けないので初診なのに大病院を受診した代として5000円を大人しく払うことにした。そもそも要精検とか言われたことでかなりビビっているし受診を延期するのは精神衛生上良くない。案の定緊急のオペが入り診察時間が読めないということで受付の女の子が別日を薦めてきたがとにかく待った。待っている間、受付の女の子が日本語の話せない異国の人の対応に悪戦苦闘している様子をぼんやり眺めていた。3時間後ぐらいに診察室に呼ばれて健診結果を先生に見せた。病変部分をカメラ?で確認するし、細胞を採取して精密検査をするよってことになった。細くて美人の先生だった。病変部分を観察してるときにアレなんか器具壊れてね?点灯しないんだけどみたいなことを仰っていた。壊れているのかよと思った。よく分かんないけどたぶん細胞を取られた。

で、細くて美人の先生は最終的に「見た限り何もないので多分大丈夫だと思うんだけど一応取った細胞を検査しようと思うし結果が出るまで1週間以上かかります」と仰り、私が「えっえっ何て?」となっている間にガンガン次回の予約の調整に入っていった。

かくして私は健診に引っかかり、病院に赴き、初診のくせに大病院を受診した代を支払い、結局パッと見何にもなかったんだけどせっかくなので細胞を取った。取った細胞の検査結果は再来週聞きに行くこととなったが、果たして……